遠藤周作『父親』(講談社文庫) 読了
あらすじ
「けじめ」を大事にする父親・石井菊次は娘・純子が不倫をしていることを知り憤慨する。「パパの時代と違うのよ」(p158)と反発する娘。世代間の価値観の違いを埋められない2人の葛藤を描く。
感想★☆☆☆☆
あらすじ
「けじめ」を大事にする父親・石井菊次は娘・純子が不倫をしていることを知り憤慨する。「パパの時代と違うのよ」(p158)と反発する娘。世代間の価値観の違いを埋められない2人の葛藤を描く。
感想★☆☆☆☆
んーー・・・もう全部が古臭い感じ。デートじゃなくてデイトやし。登場人物全員が不器用でイライラしてしまいました。お父さん「けじめ」って言いすぎです。純子さんは暴走しすぎです。結局最後は不倫相手に捨てられるし…カワイソ
こちらが言いもしない言葉をつけ加えて、それに更に腹を立てるのが女の通性だ。(p160)まあそうかもしれない。お父さんお疲れ様。
メモ
読みたい遠藤周作作品
『海と毒薬』 戦時中の九州大学生体解剖事件を扱った作品
『わたしが・棄てた・女』『沈黙』『深い河』
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森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』(角川書店) 読了
あらすじ
サークルの後輩である「黒髪の乙女」に片思いする「私」。大学や交差点や夜の街に彼女を追って、さまざまな珍妙な事件に遭遇する。
感想★★★☆☆
ポップでキュート!主人公の2人がひたすら可愛い。懐古的な文体なのにどこか新鮮で洒落ています。ちょっと回りくどいけど。京都を舞台にして洒落度がアップしてるようです。「私」はストーカーちっくやなあ。
メモ
ヨーグルトでもフルーツポンチでもなく杏仁豆腐。
死ね!(笑)
「彼女と同じ本に手を伸ばす練習」に対して。wwww
これも造語かと思ったけど、違うらしい。
あらすじ
サークルの後輩である「黒髪の乙女」に片思いする「私」。大学や交差点や夜の街に彼女を追って、さまざまな珍妙な事件に遭遇する。
感想★★★☆☆
ポップでキュート!主人公の2人がひたすら可愛い。懐古的な文体なのにどこか新鮮で洒落ています。ちょっと回りくどいけど。京都を舞台にして洒落度がアップしてるようです。「私」はストーカーちっくやなあ。
メモ
杏仁豆腐の味にも似た人生の妙味(p7)確かに主人公2人は杏仁豆腐的。この本全体が杏仁豆腐みたい。
ヨーグルトでもフルーツポンチでもなく杏仁豆腐。
著者の造語かと思えば、実在するらしいー飲みたい!電気ブラン(p18)
びっくりした。石原莞爾の莞爾は「にこやかに」という意味やったんや李白さんは莞爾と笑い(p63)
恥を知れ。しかるのち死ね。(p76)
死ね!(笑)
いかなる分野にも応用のきかない技術に習熟してゆく(p78)
「彼女と同じ本に手を伸ばす練習」に対して。wwww
悠南書房(p91)こんなところに地元の本屋さんが!
男たちが意図明白意味不明な言動に走りだす暗黒の季節(p145)文化祭のこと。京大の文化祭行ってみたい。
阿呆の祭典(p146)
ナカメ作戦(p147)なるべく彼女の目にとまる作戦・・・www
事務局を震撼させる二大問題は「韋駄天コタツ」と「偏屈王」事件(p152)おもしろそうな文化祭やわ
彼女の後ろ姿の世界的権威と言われる私(p155)
ジュンパイロ(p235)
これも造語かと思ったけど、違うらしい。
つまんねえ。超つまんねえ。(p241)何か前後の文とのギャップがおもしろいwww