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橋本治 『上司は思いつきでものを言う』(集英社) 読了



内容

「上司は思いつきでものを言う」ことがなぜ起きるのか、「上司の思いつき回路」はどのように生まれるのか、を社会的・歴史的に論じている。

感想★★☆☆☆

気になったところメモメモ↓

「アイデア」も「思いつき」も、初めは「なんでもない」。重要なのは「形にして行く」というプロセス。(p16)
「おい、よく考えてみろ」で始まる説教は、実のところ「あ、そうか」で簡単に分かる話。
「それはそうだが、しかしー」の一言は、実のところ、「我々(=上司)には責任がない」へと続く。(p42)
「いい上司」と「悪い上司」の区分は、「現場からものを見るか」と「会社の立場からものを見るか」(p53)
「そういうことでよろしく」が出たら、結論が出てなくてもそこで会議は終わる。(p59)

 
ここまでずいぶん納得してしまった。なかなか上手いこという。特に埴輪製造会社がコンビニはじめようとするあたりは面白い。


当たり前という必然に従って故郷を出て、上司になった日本の社会はそのように設定されている。
仕事----他人の需要に応えること
「よく考えて」=相手の立場を考えろ。相手への忠誠
「ちょっと考える」=自分の立場を考える
 
これから会社で働いてゆくにために必要なことが少しわかったような気がした。少しだけ。



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