忍者ブログ
Admin*Write*Comment
チキチキ語学ブログ
[1]  [2]  [3]  [4
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

橋本治 『上司は思いつきでものを言う』(集英社) 読了



内容

「上司は思いつきでものを言う」ことがなぜ起きるのか、「上司の思いつき回路」はどのように生まれるのか、を社会的・歴史的に論じている。

感想★★☆☆☆

気になったところメモメモ↓

「アイデア」も「思いつき」も、初めは「なんでもない」。重要なのは「形にして行く」というプロセス。(p16)
「おい、よく考えてみろ」で始まる説教は、実のところ「あ、そうか」で簡単に分かる話。
「それはそうだが、しかしー」の一言は、実のところ、「我々(=上司)には責任がない」へと続く。(p42)
「いい上司」と「悪い上司」の区分は、「現場からものを見るか」と「会社の立場からものを見るか」(p53)
「そういうことでよろしく」が出たら、結論が出てなくてもそこで会議は終わる。(p59)

 
ここまでずいぶん納得してしまった。なかなか上手いこという。特に埴輪製造会社がコンビニはじめようとするあたりは面白い。


当たり前という必然に従って故郷を出て、上司になった日本の社会はそのように設定されている。
仕事----他人の需要に応えること
「よく考えて」=相手の立場を考えろ。相手への忠誠
「ちょっと考える」=自分の立場を考える
 
これから会社で働いてゆくにために必要なことが少しわかったような気がした。少しだけ。



PR
G.M.ワインバーグ、ドナルド.C.ゴース 
『ライト、ついてますか 問題発見の人間学』(木村泉訳 共立出版) 読了



このブログで「新社会人が読んどけと思う本のリスト」
にあったので図書館で借りてみた。

内容

「問題とは何なのか?」っという一見単純な命題を、これでもかというぐらい掘り下げている本。

感想★★★★☆
わかりやすく、面白い本。
気になったところを抜粋↓

問題とは、望まれた事柄と認識された事柄の相違である。(p15)
結論に飛びついてはいけないが、自分の第一印象は無視するな。(p46)
正しい問題定義が得られたという確信は決して得られない。だがその確信を得ようとする努力は、決してやめてはいけない。(p47)
すべての解答は次の問題の出所。(p53)
問題によっては、それを認識するところが一番むずかしいということもある。(p55)
他人が自分の問題を自分で完全に解けるときにそれを解いてやろうとするな。(p89)
もしそれが彼らの問題なら、彼らの問題にしてしまえ。(p90)
 

特に一番びっくりしたのが、隣のビルのエレベーターの時間を盗む(?)くだり。
面白かったので、Amazonで原書注文しちゃった^^
 
  • ABOUT
英語・ロシア語を小説・マンガ・アニメ・映画から学ぶブログ。 読書記録もつけてみる。
Copyright © チキチキ語学ブログ All Rights Reserved.*Powered by NinjaBlog
Graphics By R-C free web graphics*material by 工房たま素材館*Template by Kaie
忍者ブログ [PR]